SSブログ

【半音階表現編】レッスン音源演奏その2(G.ベームのカプリチオ第2部) [発表会対策:鍵盤楽器編]

 チェンバロレッスンの簡易報告&音源upの第2回目である今回は、
IMG_8667.jpg

この(いわば第2楽章ともいうべき)展開、特に(階名読みで)「ド・レーレミーーファソーーー」と上昇する新たな主題の「ミ」の辺りから付随して「ドーシ♭ーラーラ♭ー」と下降して演奏される「半音階的対主題」をどのようなアーティキュレーションで弾くか?がポイントとなりました。

これにつき、結論から書くと、半音階部分、特にこの矢印「↓」で示す、
IMG_8668.jpg
3番目と4番目の音の間をオーバーレガート気味に(つまり「響きを濁らせて」)弾くと、より半音階らしく聞こえる、ということです。
 
  また、(上昇する)新主題の「最初の音の音価」も問題でして、これは弾く速度によっても異なるで
しょう、とのことでした。イメージとしては、弾く速度が速いほど(より)短くなる、というところでしょうか。

  なお、演奏時間につき、当初は「6分以内で弾くこと」が必須かと思い、その場合この楽章を速めに弾こうかなと思ったので、その旨質問してみたところ、(6分台であれば)多少オーバーしても全然OKとのことでしたので、思わずほっとしました(あぁ良かった(笑))。ちなみに今回の「おさらい演奏」は6分半くらいでした。

以上を踏まえて、おさらい演奏の第2部を聴いてみましょう。

 いやぁ余り上手く出来てませんね(汗)、、というか頭がパニクってミスってますね(汗)
要するに、
アーティキュレーションを変えること=すなわち=(それまでの)自分の意識(ないし「価値観」)
を変えること
でして、第1部もそうでしたが、それまで練習して(血肉化しかかっている)アーティキュレーションを急に変えようとすると、このように「今まで弾けていたところでも(環境の変化に脳が付いて行けずに)ミスってしまう」という現象が生じるのが面白いところです(「楽器が違う」ところも結構大きな要因ですが・・・本当、先生宅のこのブルース・ケネディ作の楽器は凄くタッチが軽い&反応が良いです。イメージとしては「ゴルゴ13が使っているライフル銃」のような感じでしょうか(笑))。

では次は、プレスト的な第3楽章ですね。これもまたアーティキュレーション論になりまして、先生のお手本演奏でのアーティキュレーションは素晴らしかったです。

それではまた♪


nice!(45)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 45

コメント 2

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
サロンと呼べるところで聴きたい曲ですね♪
お茶でも飲みながら 肘掛け椅子で・・・
騒々しい我が家とは異次元の音色ですねぇ(^^)


by ちゅんちゅんちゅん (2015-04-10 08:00) 

koten

ちゅんちゅんちゅんさん、いらっしゃいませ♪
( ^-^)_旦~

どもども、感想ありがとうございます。
音源に対するレスを久し振りにいただけて凄く嬉しいです。
なるほど、、、春の麗らかな日差しが当たるサロン(絵の飾ってある談話室など)で、肘掛け椅子に座ってのんびりと紅茶でも飲みながら・・・って感じですかね、、あぁいいですね。息子らがぎゃーぎゃー騒いでいる我が家とも異質の世界です(爆)


by koten (2015-04-10 19:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。