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ソルのワルツop51-2(c-dur)を純正律ギターで弾いてみた [フェルナンド・ソルの研究]

 今日の夕方に、私が住んでいる地域ではこの冬初めての雪が降ったのですが、直ぐに降り止んでしまいました。

 それと、最近の投稿記事の閲覧数をチェックすると、このブログの本業(?)である音楽の記事よりもいわゆる陰謀暴露系の記事の方が閲覧数が多い傾向にあり、今の混沌とした社会状況が窺えるとともに、この世界がいよいよ末期的に病んで来ているなぁ、などと複雑な気分に浸っている今時分です。

 そんなこんなで、閉鎖的で世知辛い今の世の中ですが、それに負けないように今日も純正律音源をupしたいと思います。

 今日はギター編で、前に書いたように、ソルの後期作品で、ワルツ・ハ長調(作品51の第2番)です。
  出だしです。
IMG_sorのワルツop51-1.jpg

 久しぶりに純正律的な解説をしますと、この曲、Ⅱすなわち「Dm」の和音が結構出てくるのですが(少なくとも10箇所はあるかと)、バスがD(レ)になる場合(第3,第11小節)は、メロディーが「ソーファミファレ」でA音(ラ)の使用が避けられ、他の箇所も、下から「ラレ」の4度跳躍音形はありますが、下からレラの5度跳躍音形は徹底的に避けられて作られています(じ~~っくり探せば1箇所くらいは有るのかも知れませんが、ちょっと発見できなかったです。)。

 ですので、この曲も明らかに純正律(で演奏されること)を強く意識して作曲されたであろう、というのが当方の持説です。

 
  では、純正律ギターによる演奏音源です。

 いかがでしたでしょうか? こういう曲を12ETの楽器で弾いていたら、分かるものも分からなくなってしまう(「音楽」作品が「音が苦」作品になってしまう)と思うんですよ。 私、何か間違ったこと書いてますでしょうかね?   
 

 私の書いていることが「それはオカシイ!」と感じるのであれば、コメント欄でどんどん書いてくださって結構です。

 逆に、私の書いていることが「もっともだ、正しい!」と感じるのであれば、クラシックギターの関係者は、どうか純正律を始めとした古典調律での演奏を「実践」してください。「実践できるような環境」を作ってください。そうでなければ、ソルを始め、歴史に名を残した偉大なクラシックギター作曲家とその作品が浮かばれないじゃないですか。違いますか?

 最後にもう一度書きます。 私、何か間違ったことを書いていますか?

 


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