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三男と「8枚落ち」で戦ってみた(将棋駒落ち戦) [日常生活、家族イベント等]

お知らせ:すみません、夏休み等諸事情のため次回より一週間ほどブログをお休みします。

いやぁ毎日暑いですねぇ・・・(^_^;)

さてさて、今回もまた将棋の話題です。

 タイトルの「8枚落ち」は、上手(上位者)が飛車、角、香車(2枚)、桂馬(2枚)、銀(2枚)の8枚を落として戦う将棋の駒落ち戦でして、初形はこのようになります。
IMG_9575.jpg

 で、先崎学九段(日本将棋連盟出版)の「駒落ちのはなし」という本を最近読んで驚いたのですが、この本には、「下手に棒銀戦法で戦われると上手はまず勝てない」旨のことが書いてあるんですよ。
 つまり逆に言うと、「棒銀戦法を知らない下手には勝てる余地がある」とも読める訳ですね。
  これは本当なのか? が俄然知りたくなりました。

 (ちなみに「8枚落ち」は、上の写真で分かるように、歩を守る駒が「たったの3枚」しかないので、下手は銀を活用するまでもなく、飛車角を活用することで、上手の陣地(特に「端」)に簡単に進入できます。)
 
 と言うわけで、早速、三男K(現在、幼稚園の年長)を相手に試してみました。
 (ちなみに三男は、未だ棒銀戦法を知らないレベルであり、6枚落ちでは私に勝てません。8枚落ちは余りにハンデがありすぎるため、私は「こんな滅茶苦茶なハンディで上手が勝てる訳ないじゃん!」と思い、初めから全く指す気がしませんでした。そんなこともあって、三男とは暫く将棋を指していませんでした(三男も、負けてばかりの「6枚落ち」戦では私と指す気がしなかった訳です)。)
 
 【結果報告】

 第1回戦
 三男は、角の効きを活かしつつ、飛車を中段に浮いて守備の弱い筋に飛車を移動させ、序盤草々に飛車・角を成り込みます(汗)。私は「うーん、これは厳しいねぇ」と何度も何度もボヤきます。そのたびに三男は嬉しそうな表情になります。そうこうして、三男陣が居玉かつ銀の活用もないまま、あっけなく私の王様が詰まされ「負けました」と投了・・・対して三男は満面の笑顔です。

 第2回戦
(1回戦が余りにもふがいなかったので、2回戦の前に、8枚落ちの定跡本を改めて読み直し、記譜を実際に並べてみました。)
 果たして実戦では、1回戦と同様に飛車・角の成り込みは防げませんでしたが(そりゃそうだ(汗))、私の王が敵の龍と馬の効きをかいくぐって(←これが冷や汗ものでスリル満点w)上部に脱出し、何とか「と金」を作り、と金攻めによる「錬金術w」を駆使して駒を入手し、三男の玉を詰まします・・・何と!上手の私が勝ちました(驚)。

 第3回戦
 三男K(幼稚園児)は、今回は工夫して、違う筋(袖飛車の位置)に飛車を振って飛車先の歩を突いてきます・・ううむ、三男もナカナカの戦術家のようです(笑)。このときも「と金」作戦で私が圧倒的に有利になったのですが、何と「一手詰み」をうっかりして私が負けました・・・あぁ油断大敵(汗)。

 第4戦以降は記憶が曖昧(汗)・・続けて私(上手)が負けました。

 最終戦(第6回戦)
  私が勝ちました。最終局面です。
IMG_9572.jpg


 結果:6回戦中、4回負けたが2回は勝てた!


 所感・雑感:
 その1:どんなに苦しい条件に置かれても、知恵を絞ってベストを尽くせば勝てる場合がある、ということを実体験し、何か実生活にも応用出来そうな気がしてきました(笑)。

 その2:(今までやる気がしなかった)「8枚落ち」も結構面白いことが分かり、改めて将棋の奥深さを実感しました・・いやぁ凄いなぁ将棋って(しみじみ)。 それと、勉強法としては、本を読むだけでなく、盤駒を使って実際に並べることが重要だなぁ(理解が深まる)と感じました。

  その3:幼児は、「王を詰ます」事に対する感覚(嗅覚)が結構鋭いなぁと感じました。

 その4母親Sは、三男Kが勝つ度に「いやぁKちゃん凄いねぇ、強いんだねぇ」と褒めまくりました。一方、最終戦で三男が負けたときに「そっかぁ、(8枚落ちでも)勝ったり負けたりなんだねぇ」と言ったところ、三男が「そりゃぁそうだよ!」と(半分悔しそうに)Sに言い返していたことが凄く印象に残りました(本日一番の印象事項か?(笑))。三男にもだんだん「負けず嫌い」の性格が芽生えて来たんだなぁと思いました(しみじみ)。 

 それではまた♪


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